「そば処 宇の」 宗像市役所そば
* 2009年6月中旬現在、この店は、弁当店になっています。「そば処 宇の」が、移転したのか、閉店したのかは不明です。
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宗像には、蕎麦を専門とするお店が少ないと書いたことがありますが、やはり福岡は「うどん」の食文化なのでしょうか。圧倒的に、「うどん屋」さんの数は多いのです。そして、蕎麦も「うどん屋」さんで食べることができます。「英ちゃん」でも、蕎麦はメニューに載っています。多分、うどんの出汁に蕎麦の麺を入れているのだと思います。
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東京で、蕎麦の店に行くと蕎麦しか出していません。もっとも、神田の「まつや」や浅草の「並木藪そば」と言ったたぐいの店ですので、もう少しグレードの下がった蕎麦店であればうどんを出してくれるのかもしれませんが、そんなことはあまり無いような気がします。
それと、東京の蕎麦の店は、例えば神田の「まつや」でもそうですが、食事の店と言うよりお酒を飲む場所でもあり、酒のつまみも豊富で、蕎麦はお酒を飲んだ後の〆として食べているような風景があります。福岡のうどん屋では、まず考えられないことです。
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さて、「そば処 宇の」ですが、宗像市役所のすぐ近くにあります。年配のご夫婦でやっている小さなお店で、ぐっと庶民的な感じです。
注文をして、蕎麦が出てくるまで蕎麦煎餅を楽しむことができます。今回、私は「ざるそばセット」、750円、味ご飯と小鉢付きを注文しました。
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店内には貼り紙がしてあり、「10割蕎麦、毎朝手打ち、出汁はいりこベース、つけ汁は甘さ控えめ」と書いてあります。10割蕎麦も魅力的ですが、つけ汁は甘さを抑えているところがポイントかもしれません。と言うのも、東京の蕎麦に比べると、福岡の蕎麦のつけ汁は甘すぎるのです。私も、ずっと福岡育ちですから、つけ汁が甘いなどと言われてもピンとこないのですが、確かに東京と比べると甘いのは確かです。
味覚なんて慣れた味がベストになるので、どうこう言うこともないのでしょうが、東京の味に慣れた人には耐えられないのが、このつけ汁の甘さです。「宇の」のご主人は、この東京のつけ汁の辛さを意識してあるのだろうと思います。ちなみに、東京の蕎麦のつけ汁でも、超辛口のつけ汁で有名なのが、浅草にある「並木藪蕎麦」です。わたしも、ここの蕎麦を食べましたが、これくらい濃いつけ汁だと、ちょっとしか蕎麦につけないと食べられないのでしょう。福岡の人は、つけ汁にどっぷりと浸けて食べますが、これも甘いせいなのでしょう。
東京では、つけ汁は蕎麦に少しだけつけて食べるのが粋だとされていますが、江戸っ子の死の間際の一言に、「一度でいいから蕎麦をつけ汁にどっぷりと浸けて食べてみたかった」と言う笑い話もありましたね。
「宇の」の蕎麦は、客の注文を聞いてからゆがくので時間がかかります。やがて出てきた蕎麦は、十割蕎麦にしては、ボソボソ感も少なく、美味しく食べることができます。また、つけ汁も、甘さ控えめですが、そのことはあまり意識することなくて食べることができます。
宗像には少ない蕎麦専門店ですし、こだわりのあるお店としてもなかなかのお店だと思います。
○ そば処宇の
所在地 福岡県宗像市東郷2丁目1-28
電話 0940-36-1290
By Jun
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